1月29日から開かれたI.S.M.を中心に有名菓子店を視察するため今年も又 弊社・前田社長が最新の情報を得るために視察ツアーに参加いたしました。
世界最大級で菓子、スナック業界にとって重要なビジネスの場であるI.S.M.は72カ国から1634社の出展があり150カ国から約34,000人が訪れました。今年はワールドカップやモーツァルト生誕250年という特殊なイベントがありISMを盛り上げておりました。
例年に比べますと大手メーカー(ネスレ、ハーシー、キャドバリー等)の出展が減少し、中規模、小規模の出展社が多くなっているようです。
日本の大手メーカーも出展を取りやめているのはやはり日本製品をヨーロッパで販売をするのが難しいからでしょうか。
ISMは本来 流通菓子製品(スーパー、コンビニで販売されるような大量生産製品)が中心ですがフランス、ベルギーコーナーではプラリネチョコレートなどの高級品も展示されておりました。
弊社取扱のBarry-Callebaut社は例年通り大きなブースを展開していましたが今年は『ACTICOA』Chocolateをメインに打ち出していました。この製品は原料のカカオ豆の発酵を制御することにより、従来の発酵によるチョコレートに含まれるポリフェノールの量をより多く残すというBarry-Callebaut社の特許製品です。
ちなみに『ACTICOA』のポリフェノール含有量は3.2%です。
同じく弊社取扱のGeorg Lemke社は出展社中唯一の業務用マジパンメーカーで多くの顧客来訪で大変忙しく、賑わっていました。
ワールドカップやトリノ冬季オリンピックも菓子、スナック商品の需要を高めるものとして期待されていますが、ワールドカップ後の新しいアイデアも要求されておりこの点については高品質のダークチョコレートが特に注目されておりビター・プラリネチョコレートやカカオ80%以上のチョコレートが紹介されておりました。
今回初めて『PRO SWEETS』がISMより2日遅れで開催され、機械、パッケージ、缶容器、紙箱等が展示されておりました。出展社は約240社。
FRANZ HAAS(巻きせんべいの機械)、AWEMA(チョコレート用機械)、DEDY(小型エンゴーバー、プラリネカッター)、HACOS(チョコレート用機械)、KNOBEL(チョコレート用ワンショットデポジッター)、SOLLICH(チョコレート用機械)、その他 CIDEART(パッケージ)、AGATHON(チョコレート用モールド)、SILESIA(香料)、ULMER SCHOCOLADE(チョコレート飾り用品)等が展示されておりました。
このツアーで訪れたドイツ、フランスの有名洋菓子店のウィンドーの素晴らしさもご参考にご覧ください。